<取組み期間>

2018年~

<目的・狙い>

マイクロプラスチック(5mmサイズ以下のプラスチックの小片)による海洋汚染問題の発生原因について技術的な面の研究動向を知ること,および対策について国内,国際動向を知ること.個人として,本問題の研究をすることは無いが,外部の環境活動に参加するとか,本研究会で提言するとかいうことはありうる.なお,マイクロプラスチック問題は,広い意味の「プラ廃棄物」問題の一側面であるので,今後はプラ廃棄物問題も併せてフォローしたいと考えている.

 

<これまでの成果>

マイクロプラスチック(以下MPと略す)問題の外観的(魚の胃の中にプラ片がたまっているなど)な観察は様々になされているが,MPの発生原因,発生機構,発生後の海洋中の行く先ルート,毒性化学物質の吸着,海洋生物への影響,それを食べる人間への影響など,十分には解明されておらず,世界各所で研究されている段階である.それらの研究を,対策動向を含めて,まとめて本研究会で経過的に報告している.ある程度判明してきたことは,(1)プラスチックの細粉化の原因は,紫外線,微生物と水が主要因らしいこと,(2)MPが細粉化されて,小さくなると海洋上層部からは消失していること(多分海底に沈んでいるのではないと推定されている),(3)MPは様々な化学物質を吸着すること,などである.

<掲載記事>

       
       

 

<関連文書>

(1)2020年2月10日に,技術懇談会で,黒田先生による「マイクロプラスチックに関する課題と研究・対策の動向」の講演が行われた.よくまとまっているので,参照されたい.(技術懇談会の頁に紹介。後日要約が紹介される予定)
(2) イプロス社運営の Techote で,マイクロプラスチック問題についての連載記事(3回)を筆者が投稿している.閲覧するには下記表題をクリックされたい。
マイクロプラスチックによる問題とは?:マイクロプラスチック問題を考える1

<ご意見・ご感想>

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