1.活動方針

教育グループは、「技術伝承」や「教育支援」に興味のあるシニアエンジニアの集まりです。シニアエンジニアは多くの失敗や成功を通して、化学工業の重要性や化学工学の必要性を学んできました。これらの体験を外に向けて発信することで、社会人、若い技術者、学生の向学心を刺激し、新しい発想への触媒になることを期待しています。公開講座や講習会などの教育支援活動を通じて、シニアエンジニアが自ら体得した技術の伝承を行うとともに、化学工業や化学工学への理解を深めるための活動を行っています。

2.活動内容

1)知の市場・公開講座 

「知の市場・公開講座」は2005年より始めた社会人向け公開講座です。下記のアーカイブに掲載したように、環境、エネルギー、化学プロセスの分野において、化学技術が社会にもたらしたプラス、マイナスの両面について講義してきました。これまで7科目で119講義を行い、講義を通じて講師の教育スキルも向上し、大きな基礎を作ってきました。社会ニーズに応じて講座の改廃を行なった結果、現在は、「原子力・放射能基礎論」の1講座をオンラインで開催しております。

<2022年の概要 6/4-7/2 >
1.原子力発電の仕組み(講師:桑江 良明)
2.原子力発電の安全確保の取り組み (講師:岡村 章)
3.放射線の基礎と計測方法 (講師:青山 敬)
4.暮らしの中での放射線-放射線生物学の視点で- (講師:谷田貝 文夫)
5.放射線防護の体系<(講師:岩井 敏)
6.低線量被ばくの実態(講師:青山 敬)
7.1F廃炉とオフサイトの復興 (講師:横堀 仁)
8.放射性廃棄物の処分 (講師:石川 博久)
9.原子力発電の行方(講師:岡村 章)
10.核融合技術の進展 (講師:高畑 一也)

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2)化学工学入門講座 

企業で生産あるいは技術開発などに従事されて、業務上化学工学の知識や考え方が必要であるにも拘わらず、大学等で化学工学を学んで来なかった、あるいは十分に学べなかった初心技術者を対象にしております。化学工学の基礎的な考え方や実用的な計算を身につけていただくことを目的に開講致します。講師は、企業で技術開発を担ってきた化学工学会SCE.Netの技術者が当たり、自らの実務経験を反映させた分かり易い講義となっております。初心者に必要な化学工学のうち、6つの単位操作を取り上げており、3時間で理論的な考え方から、実際の計算例を分かり易く講義します。昨年から、オンライン講義を導入するとともに、事前に行うビデオ学習も取り入れております。

<2022年開催予定 7/1、8,15>
1.オンデマンド教材による事前学習(開催1週間前にビデオ教材配信)

2.当日講義内容

  1.化学工学の基礎入門 (金原 聖 )
  2.流体工学入門 (宮本 公明) 
  3. 熱工学入門 (山本 一己)
  4. 反応工学入門 (紫垣 由城)
  5.分離工学Ⅰ-蒸留入門 (竹内 亮)
  6.   分離工学Ⅱ-ガス吸収・膜分離入門 (中尾 眞)
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3)プロセス安全入門 

“化学工場に於ける大事故をどのようにして防ぐか”というテーマに対して、米国OSHA PSMが既に標準となっています。これは火災・漏洩・爆発といったプロセス事故防止の管理を規定するものであり、化学物質やエネルギーが放出されるというハザードに対して、そのリスクをコントロールして安全管理することを企業に求めています。AIChE CCPSはさらに進めて、プラントで働く人達がどう行動すべきかを、“リスクに基づくプロセス安全”(RBPS: Risk Based Process Safety)という行動指針として示しています。本講座では今や欧米では常識となりつつあるRBPSの考え方についてテキストを用いて学んでいただきます。この講座は、オンラインでの半日コースとなっておりますが、ビデオによる事前学習も採用しております。

<2022年開催予定 9/7>
1.オンデマンド教材による事前学習(開催日1週間前にビデオ教材を配信)
* リスクに基づくプロセス安全(RBPS)の講義オンデマンド教材
2.講義スケジュール(開催日:9月7日 午後)
    1)
開講に当たって(RBPSの概略説明)
    2) RBPSによる事例研究(グループ・ディスカッション形式)
    ①イリノイ州, FPC社 塩ビモノマー爆発              
    ➁テキサスシティーBP社製油所 爆発
    3) RBPSの実務への応用                  
   ・ 職場でのプロセス安全    
詳細はこちら

4)ケミカルエンジニアリング・カフェ 

化学工学を学ぶ学生と、シニアエンジニアとの交流の場です。企業の技術開発や設計を担ってきたシニアケミカルエンジニアが、化学工学を使ってどのような仕事をしてきたか、経験と見識を語るとともに、学生にとっては日頃感じている疑問を問いかけることにより、化学工学を学ぶ意義を確かめ、企業入社後の活躍のイメージがつかめる機会となります。

これまでの開催実績
  第7回(2020年12月):オンライン
  第6回(2019年12月):早稲田大学(西早稲田)
  第5回(2018年12月):早稲田大学(西早稲田)
  第4回(2017年12月):早稲田大学(西早稲田)
  第3回(2016年12月):東京農工大学(小金井)
  第2回(2016年1月) :東京工業大学(大岡山)
  第1回(2015年1月) :東京農工大学(小金井
  試行  (2012年12月) :工学院大学(新宿)

5)出張講義 

個別の企業や、公的な機関を対象に、聴く側のニーズに合わせたカスタマイズされた講義を行います。夫々違うニーズに応じて、実践的・専門的な化学工学を学ぶことができます。これまでには、環境関連の公的機関の従業員を対象に講義(1講義2時間)を行いました。

これまでの開催実績
  2015年3月,2016年6月:環境再生保全機構

<アーカイブ>

2011年以降の教育講座

1)知の市場公開講座:
# 5 原子力・
放射線の基礎(2012-2022):全15講義⇒10講義 
#4 機能化学品実践論
        - 生活を演出するパフォーマンス・ケミカルの働き (2011ー2012)
 
#3 化学技術事例研究
        - 研究の工業化と失敗事例から成功の羅針盤を探る (2013)
 
#2 化学技術特論bー社会を支える素材と化学工業 (2011-2015)
 
#1 化学技術特論aー環境に貢献する化学技術 (2011-2014)
2)初心者のための化学工学入門(オンライン):
講義内容
 
  1.化学工学の基礎入門 

  2.流体工学入門
 
  3.熱工学入門
 
  4.反応工学入門 
  5.分離工学Ⅰ-蒸留入門 
  6.   分離工学Ⅱ-ガス吸収・膜分離入門 

開催実績

    第7回(2021年9月):オンライン+オンデマンド事前学習
  第6回(2019年6月):対面形式@化学工学会
  第5回(2018年6月):対面形式@化学工学会
  第4回(2017年6月):対面形式@化学工学会
  第3回(2016年7月):対面形式@化学工学会
  第2回(2015年7月):対面形式@化学工学会
  第1回(2014年6月):対面形式@化学工学会
3)プロセス安全講習会
講義内容
 
  1.開講目的

  2.RBPSの基礎(歴史、OSHA規則、ピラーとエレメン) 
  3.RBPSによる事例研究
  4.RBPSの実務への応用 
開催実績
    第 5回(2021年7月):オンライン+オンデマンド事前学習
  第4回(2019年7月):対面形式@化学工学会
  第3回(2018年9月):対面形式@化学工学会
  第2回(2017年9月):対面形式@化学工学会
  第1回(2016年12月):対面形式@化学工学会
  

2010年以前の教育講座

化学・生物総合管理の再教育講座(2007-2008年度実施)

1)2007年度前期:#110 化学物質管理と公害防止・環境保全1   科目概要
講義資料(閲覧の為のパスワード:07110)
 1.公害防止から地球環境へ(堀中新一)
 2.戦後復興-公害発生の遠因(佐久間精一)
 3.高度成長時代-多発する産業公害(佐久間精一)
 4.ばいじん対策技術(松村 眞)
 5.排煙脱硫技術(松村 眞)
 6.燃料脱硫技術(松村 眞)
 7.排煙脱硝技術(持田典秋)
 8.浄水技術と造水技術(服部道夫)
 9.生活排水処理技術(今泉 奉)
 10.産業廃水処理技術(今泉 奉)
 11.ゼロエミッション・プロダクション(日置 敬)
 12.家庭用洗剤の環境対応(服部道夫)
 13.電解法ソーダのプロセス転換(渋谷 徹)
 14.企業における環境経営の取り組み(平田昌之)
 15.80年代環境技術と現実(佐久間精一)
2)2007年度後期:#160 化学物質管理と公害防止・環境保全2 科目概要
講義資料(閲覧の為のパスワード:07160)
 1.地球環境保全への挑戦と現状 (服部 道夫)
 2.環境問題と環境対策の構成 (松村 眞)
 3.地球温暖化と二酸化炭素 (道木 英之)
 4.フロンガスの対応 (渋谷 徹)
 5.移動発生源による大気汚染 (曽根 邦彦)
 6.富栄養化問題と対策 (江藤 穂積)
 7.環境規制と産業界の対応 (堂腰 範明)
 8.化学物質の内分泌撹乱作用 (山崎 徹)
 9.ダイオキシン類にみる化学物質対策(堀中 新一)
 10.廃棄物の処理と処分 (松村 眞)
 11.リサイクルの現状と展望 (松村 眞)
 12.3R になにがおきているか (服部 道夫)
 13.持続可能なプラスチック (鈴木 文行)
 14.アジアの環境問題と日本の協力(杉山 旭)
 15.今後の社会の姿と化学技術の貢献(堀中 新一)
3)2007年度前期:#304 生活に役立つ化学技術 科目概要
講義資料
 1.プロセスの開発ってなに(山本彊)
 2.石油化学の展開(日置敬)
 3.純粋な商品の作り方(服部道夫)
 4.ソーダと製造プロセス(渋谷徹)
 5.化学肥料の作り方(渋谷徹)
 6.セメント製造プロセス(溝口忠一)
 7.ガラスの作り方(渋谷徹)
 8.石油化学の原料を得る方法(曽根邦彦)
 9.ナイロンやポリエステルの原料はどうやって作るの?(山本彊)
 10.エチレン・ポリエチレンの作り方とその歩み(日置敬)
 11.ポリプロピレンの作り方とその歩み(弓削耕)
 12.塩化ビニル・ポリ塩化ビニルの作り方とその歩み(堀中新一)
 13.スチレン系樹脂の作り方とその歩み(小林浩之)
 14.モダン・バイオテクノロジーのさきがけ(山崎徹)
 15.古くて新しい発酵製品(弓削耕)
4)2007年度後期:#354 生活の中の化学製品とその働き 科目概要
講義資料
 1.プラスチック使用の多様化(岩村孝雄)
 2.ペットボトルと私たちの生活(山本彊)
 3.合成繊維の展開(岩村孝雄)
 4.合成ゴムの展開(渡部紘一)
 5.逆浸透膜の利用(岩村孝雄)
 6.触媒はどんな働きをするか(井上武久)
 7.冷媒の進歩と働き(渋谷徹)
 8.生活に役立つ黒子、スペシャリテイケミカルズ(山崎徹)
 9.医療機器の進歩と働き(国友哲之輔)
 10.建築材料の進歩と社会的問題(堂腰範明)
 11.新素材の展開(渋谷徹)
 12.電池のある生活(弓削耕)
 13.かきまぜる技術の働き(弓削耕)
 14.先端産業を支えるクリ-ン化技術(山崎徹)
 15.化学工場の健康管理(山本彊)
5)2008年度前期:#110 化学物質管理と公害防止・環境保全1 講義シラバス
講義資料(閲覧の為のパスワード:08110)
 1.公害防止から環境保全へ(堀中新一)
 2.公害・環境問題と環境規制(堂腰範明)
 3.排煙脱硫技術の確立(松村 眞)
 4.排煙脱硝硫技術の確立(持田 典秋)
 5.産業廃水処理技術の進歩(今泉 奉)
 6.低生物負荷製品の開発と転換(山崎 徹)
 7.一般廃棄物処理における焼却処理(堀中新一)
 8.「リサイクル」から「3R」へ(服部道夫)
 9.プラスチックの役割変化と技術開発(鈴木文行)
 10.フロンガスの対応(渋谷 徹)
 11.電解法ソーダのプロセス転換(渋谷 徹)
 12.バイオマス利用の歴史とその役割(道木英之)
 13.家庭用洗剤の環境対応(服部道夫)
 14.企業における環境経営の取り組み(平田昌之)
 15.アジアの環境問題と日本の協力(杉山 旭)
6)2008年度前期:#304 社会を支える素材とその製造プロセス 講義シラバス
 講義資料
 1.プロセス開発の進め方(山本彊)
 2.分離精製プロセス(服部道夫)
 3.化学工場の健康管理(山本彊)
 4.セメントと製造プロセス(溝口忠一)
 5.ガラスと製造プロセス(渋谷徹)
 6.建築材料の進歩と社会的問題点(堂腰範明)
 7.冷媒の働きと進歩(渋谷徹)
 8.触媒の働きと進歩(井上武久)
 9.石油化学の展開(日置敬)
 10.エチレン・ポリエチレン(PE)の製造技術と進歩(小林浩之)
 11.塩化ビニル・ポリ塩化ビニル(PVC)の製造技術と進歩(堀中新一)
 12.スチレン系樹脂の製造技術と進歩(小林浩之)
 13.合成ゴムの製造技術と進歩(渡辺紘一)
 14.モダン・バイオテクノロジー(山崎 徹)
 15.医療機器の進歩(國友哲之輔)
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