<取組み期間>

(1) 速度式組み立て方法

  30代から漠然と現行方法の矛盾を感じ、改善方法を模索していた。

(2) 第1部(表記のブラッシュアップと交換反応への適用)

  2017年ころから現在(概要は見えたがまだ発展途上

(3)第2部(CO2からのCH3OH合成反応への適用と反応器改善)

  同時期から検討


<目的・狙い>

(1)既存の方法論を複雑な反応に適用する場合に生じる煩雑さを緩和した実用可能な方法論を構築すること

(2)その方法論の適用事例を増やすこと、特に環境対策としても重要なCO2からのメタノール合成反応への適用を図ること

<これまでの成果>

(1)新規組み立て方法の概要は構築したが、反応機構を反応速度式に変換する過程の代数演算に煩雑さが残り、その点にブラッシュアップの余地を残す。

(2)CO2からのメタノール合成反応の各種文献から反応機構を推定し、対応する速度式を組み立て、文献値から諸定数を定めた。反応機構考察の過程で新型反応器のアイディアが浮かび、組み立てた速度式を用いて反応器の改善効果を定量的に推算た。新型反応器の特許出願を行った。

<関連文書>

出願特許 特願 2022-039384

固定層触媒反応器、固定層触媒反応器を備えたプラント、及び固定層触媒反応器を用いた反応方法