エッセイ「化学工学考・私説」小林 浩之(O-27)” に対して1件のコメントがあります。

  1. 山口俊雄 より:

    興味あるテーマでしたので、久方ぶりに読ませて頂きました。
    ご執筆ご苦労様でした。多少失礼なことが書いてあるかもしれませんがご容赦をお願いいたします。
    長期にわたる豊富な体験や、多岐にわたる関係者との意見交換などからの貴重なご意見であると理解しました。
    我が国の化学工学に関してよく耳にする意見や実態を知るうえで大変参考になり感謝申し上げます。
    一方で次のような感想を持ちましたので、個人的な考えで僭越ですが記述させていただきます。ご一読願えれば幸いです。
    ①産業界からのご意見のようにも感じられました。アカデミアにはアカデミアとしての使命、任務、役割業務、目標、制約といったものがあるのではと推察いたします。産業界からのご要望やご意見等は、インターンシップ、寄付講座とか学会活動等で産業界、企業等の意見をわかり易く発信することも可能かなと思ったからです。そんなことからも先ずは産学間のミスマッチと考え方の行き違いの解消が肝要かと思った次第です。
    ②インターンシップをリーダー、エリートの育成に使用することも考えられますが、我が国の企業やアカデミアのおかれた環境や立場によって、目的や期待する成果は異なってくると思われます。プライベートセクターではなく学会等で行うには、産学での検討、調整が必要ではないでしょうか。
    ③本件に多少かな、関連した内容で、ある本を読んでよくわからない点がありました。可能であればまたの機会に、どこかにご寄稿いただければ幸いですが。
    すでにご存じかもしれませんが、執筆者は東大名誉教授の吉田邦夫先生(応化出身で化工教授)です。
    書籍は:吉田邦夫、“石油化学が姿を消した 日本の化学産業 ―その現状と課題―”まえがきの中に下記の下りがあります。
    “この間に、伊丹敬之著「日本の化学産業、なぜ世界に立ち遅れたのか」(NTT出版)が1991年に出版され、日本の化学産業が通産省(現経産省)の石油化学産業保護政策に手厚く守られたひ弱い産業であり、ほとんどが海外技術に依存した産業であることが厳しく批判された。同級生たちに何か反論はないのかと訊ねても、指摘された通りだという話ばかり”
    云々となっており、確かにある面では現在の中国や韓国に類似した状況であったのかもと思った次第です。この辺の実状と、親会社の石化の吸収、そして石化からスペシャリティケミカルズへの脱出、選択と集中等について、アカデミアにおける化学工学、応用化学の動向とからませてご紹介いただければ幸いですが。

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