活動方針
毎月1回研究会を開催し、エネルギーに関するテーマを各メンバーが輪番で発表しています。年1回プラント見学を計画します。成果はホームページや、雑誌投稿、学会発表で公表します。
月例研究会
月例研究会開催時に、幹事会の報告、メンバーのプレゼンに加えて、会員より話題提供1~2件行い、フリーディスカッションを行っている。
会議場所
ZOOMを利用して、リモートで研究会を開催しています。
活動内容
以下のテーマについて多角的に調査研究をしています。
- 化石燃料の効率的使用
- 省エネルギー
- 地球温暖化対策
- 再生可能エネルギー
- CCS, CCUS, CDR等のCO2削減技術
- 発電エネルギーベストミックス
- 水素社会の構築
- 温暖化対策に伴う資源問題
- エネルギーを取り巻く世界の技術開発状況、経済性評価、社会的影響
等について議題設定し、議論しています。
2024年度の調査研究報告とフリーディスカッション
月 発表者 テーマ
- 7 紫垣 海水電解によるDACS Equatic Processの紹介
- 6 岩山 2030年CO250%削減策の一環としての燃料アンモニアの導入
- 5 加藤 Metal shortage and Bio leaching
- 4 松宮 CCSの長期ロードマップ
第89化学工学年会講演
- 紫垣 カーボンリサイクルにおける蓄熱剤利用と総合エネルギー変換効率
2023年度の調査研究報告とフリーディスカッション
月 発表者 テーマ
3 岡部 EVのCO2排出量の概算と環境保全への貢献度評価 原 苫小牧CCS(貯留)見学事前FD
2 八木 下水道汚泥バイオガスからのDME製造 原 GX政策の資金について(FD)
1 赤澤 2050年未来社会の共創と展望
12 西村 鉄鋼の循環型経済化の可能性
11 原 現実コストを出発点とした2030年と2050年の電源コストと、他部門主要業種のマイナスカーボン化の検討
気候変動の現状と対応(FD)
10 山田 エクセルギー検討
9 後藤 これまでの設備開発紹介
7 紫垣 カーボンリサイクルの最新状況と蓄熱剤の利用
原 国際CO2クレジットの課題(FD)
6 岩山 戦略的イノベーション創造プログラム(Strategic Innovation Promotion Program:SIP)
5 松宮 新規相分離型吸収剤について
日本におけるCCS技術の進捗例
4 加藤 Blue Hydrogen from Asia
3 紫垣 RITE報告会 CO2の回収技術 1~3
CCS国内外の 開発動向 1~3
2 岡部 水ストレス地域への膜蒸留適用調査
1 八木 尿素から発生する亜酸化窒素(N2O)と削減技術の現状
原 Global Hydrogen Status (FD)
2022年度の研究会における会員からの調査研究報告とフリーディスカッション(FD)のテーマ
(一部は会員外には非公開です。閲覧をご希望される方はSCE•Netまでご連絡ください。)
2022年12月 資源循環と地域連携による 未来社会の共創 赤澤
2022年11月 温度とは何だろう 西村
2022年7月 2022年7月 水素製造とCCS技術 紫垣
2022年6月 再生可能エネルギーからのエネルギーキャリアの研究(その2) 岩山氏
2022年5月 CO2ネガティブエミッションに向けて 松宮氏
2022年4月 水蒸気フィードバック 雲フィードバックは正か? 西村氏
2022年3月 古くて新しい技術 膜蒸留の熱&物質移動解析と事例紹介 岡部氏
2022年2月 CO2と再エネ水素からの有価物メタノールの合成 八木氏
2022年1月 道総研戦略エネルギー研究の紹介 赤澤氏
以下は 毎回皆で討論して来たFD(フリーディスカッション)のテーマです。
FD ネガティブエミッション技術
FD グリーンエネルギー政策の状況(FD)
FD 備蓄 原
2021年度の研究会における会員からの調査研究報告
(一部は会員外には非公開です。閲覧をご希望される方はSCE•Netまでご連絡ください。)
以下のFDはフリーディスカッションのテーマ名です。
12月 | 水蒸気フィードバック・雲フィードバックは正か? (西村 二郎 氏) 2050水素NH3発電とCCS (原 氏) |
11月 | 全再エネ電源早期実現シナリオの検討 (原 氏) |
10月 | 01 地球温暖化と水資源 (山田 氏) FD: IPPC AR6 WG1 降水量_土地水分(原 氏) |
9月 | 日本、世界の2050年エネルギーマップ (松井 氏) IPCC AR6 WG-1_'21_Sep_FD (原 氏) FD: SSP経路の描き方私考 (原 氏) |
7月 | MgO,Mg(OH)2,MgCO3粉体を用いる新メタネーション法の構想 (紫垣 氏) 2030年発電コスト検証_FD (原 氏) |
6月 | 再生可能エネルギーからのエネルギーキャリアの研究(1)(岩山 氏) |
5月 | Kato CCS Technology SCENET May 2021 (加藤 氏) |
4月 | 2050年CO2排出ゼロエミッションに向けて (松宮 氏) 対再エネの火力排出C-PricingNV(原 氏) |
3月 | C-Pricing_CN & Post Covid、C-Pricing_ENV(原 氏) アンモニアの需給関係 (八木 氏) |
2月 | 「2050年、カーボンニュートラル」のプログラムマネージメントNew (西村 氏) 電力技開発課題_ターゲット_国際共同 |
1月 | 2050 資料 2050年政府エネルギー計画シナリオ検討 ゼロカーボン製鉄への途 |
過去の研究会内のプレゼン資料で、公開している物
- 物性推算プログラム 2018_05_23
- 海中における二酸化炭素の静態と動態 2019_06_19
- 蓄熱システムの熱力学的考察 2020_09_14
- トリチウム水の分離 2021_07_10
- 地球温暖化と水資源 2021_10_18
- 2050年CO2排出ゼロエミッションに向けて
- 木質バイオマス発電(2020-06-15 FD用)
- 地球温暖化問題とその対策について
- バイオマス発電所排ガスからの二酸化炭素の分離・回収、貯留技術の検討
- 膜分離法による燃焼排ガス中の二酸化炭素の回収・濃縮に関する研究
タイトルのみ公開している物 (資料閲覧希望の方は、SCE.netまでご連絡ください)
- CO2再エネ水素からの有価物メタノール合成
- アンモニアの需給関係
- 石炭火力排ガスからのCO2を用いたEOR への適用検討
- 再エネ水素価格
- Water Splitting
- 下水汚泥利用によるDME製造
- 褐炭ガス化と再生可能電力水素からのDME製造
- Seaweed Bio Fuel Developments in Japan
2018年以前の研究会発表資料タイトル
以下は2018年以前の研究会で調査し纏めた報告書の項目リストです。
これらは全て会員のみ閲覧可能です。資料閲覧を希望される方は、SCE•Netまでご連絡ください。
技術項目 | |||||
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技術分野 大項目 | 中項目 | 設備、対象、技術要素等 | |||
気候変動機構解明 | 炭素循環 | ||||
エネルギー消費 | |||||
発電 | 再生可能エネルギー | 2016/10/原 | 全再エネに至る電力システム1.pdf | ||
2016/07/原 | 持続可能な将来電源構成の検討.pdf | ||||
2016/12/原 | 持続可能な将来電源構成の検討(2).pptx | ||||
2016/10/王 | 再生可能エネルギー.pptx | ||||
太陽光 | 2016/10/田中 | 太陽光発電について-1.pdf | |||
2016/10/田中 | 太陽光発電について-2.pdf | ||||
太陽熱 | |||||
陸上風力 | 2016/10/田中 | 風力発電について.pdf | |||
洋上風力 | |||||
一般水力 | 2016/10/田中 | 水力発電が日本を救う.pdf | |||
揚水水力 | |||||
小型ダム | |||||
バイオマス | 2016/10/松宮 | バイオマス発電所排ガスからの二酸化炭素の分離・回収、貯留技術の検討.pdf | |||
2016/10/八木 | 下水汚泥利用によるDME製造.pdf | ||||
2016/05/八木 | Seaweed-Bio-Fuel-Developments-in-Japan.ppt | ||||
地熱、潮力など | 2016/07/田中 | 温泉熱利用の事例.pdf | |||
石炭 | 微粉炭 | ||||
ガス化 | |||||
石油 | 2016/10/加藤 | HOTプロセスの開発SCE.pdf | |||
2017/06/加藤 | SUCCEED-PRESENTATION.pdf | ||||
天然ガス | |||||
原発 | |||||
輸送 | 乗用車 | ガソリン、軽油 | |||
EV | 2016/10/原 | EVプラスの電源構成.pdf | |||
FCV | |||||
重両車 | |||||
航空機 | |||||
船舶 | 重油 | ||||
ガスオイル | |||||
LNG | |||||
スクラバー | |||||
事務・サービス | 冷暖房、その他 | ||||
照明 | |||||
ビル断熱 | |||||
IT機器 | |||||
家庭 | 冷暖房、その他 | ||||
給湯 | |||||
照明 | |||||
調理 | |||||
家断熱 | |||||
資源 | 種類、ポテンシャル、コストなど | ||||
量・地域 | |||||
動向 | |||||
種類(質) | |||||
コスト | |||||
変換効率 | |||||
設備利用効率 | |||||
気候変動及びその緩和 | |||||
CCS | 2017/01/原 | 持続可能な将来電源構成の検討3.pdf | |||
2016/07/松井 | 炭素循環概略図1.pdf | ||||
EOR | 2016/07/八木 | 石炭火力排ガスからのCO2を用いたEOR-への適用検討.pdf | |||
2016/07/八木 | CCS-EOR候補地探索.pdf | ||||
膜分離によるCO2回収 | |||||
陸上地下隔離 | |||||
植物隔離 | 2016/05/松宮 | 膜分離法による燃焼排ガス中の二酸化炭素の回収・濃縮に関する研究.pdf | |||
海底隔離 | |||||
海底地下隔離 | |||||
海洋隔離 | 2016/10/山田 | 海中における二酸化炭素の静態と動態.pdf | |||
貯留エネルギー | |||||
光合成 | |||||
非光合成 | 2016/10/原 | CCS-CO2貯留エネルギー.pptx | |||
微生物 | |||||
地球温暖化 | 原 IPCC-AR5-シナリオ選択と技術開発.pdf | ||||
バイオ利用 | 燃料生産 | 2016/10/八木 | 下水汚泥利用によるDME製造.pdf | ||
化学原料 | |||||
構造原料 | |||||
CO2リユース | |||||
機器 | |||||
燃料電池 | 2016/10/松井 | SOFCとSOEC.docx | |||
太陽光パネル | |||||
太陽熱集熱・抽熱 | |||||
ケミカルルーピング | |||||
CO2分離 | |||||
ガスタービン | |||||
ガス化 | |||||
エネルギー貯蔵 | |||||
2次蓄電池 | |||||
水素関連 | |||||
アンモニア | 2016/10/松井 | 2次電池の技術動向.pdf | |||
揚水発電 | 2016/10/八木 | 褐炭ガス化と再生可能電力水素からのDME製造.pdf | |||
エネルギー・熱輸送 | 水素化合物 | ||||
IPCC動向等 | |||||
IPCC動向 | |||||
炭素循環 | 2017/03/松井 | 地球炭素循環論その329-3-3.pdf | |||
産業プロセス | |||||
セメント | |||||
製鉄 | |||||
アルミニウム等金属精錬 | |||||
石油化学 | 合成ゴム | ||||
その他 | 製紙等 | ||||
省エネ | 燃焼設備 | ||||
空気比改善 | |||||
熱効率向上 | 酸素燃焼バーナー、酸素富化燃焼バーナー | ||||
高効率酸素分離装置 | |||||
通風装置 | |||||
燃焼管理 | |||||
その他 | |||||
熱利用設備 | |||||
効率的な熱回収 | 高効率熱交換器 | ||||
蓄熱式熱交換器 | |||||
カリーナサイクル | |||||
ピンチテクノロジー | |||||
多重効用缶 | 高効率多重効用缶 | ||||
蒸留塔 | 塔頂蒸気再圧縮型ヒートポンプ蒸留装置 | ||||
多重効用型蒸留装置 | |||||
HIDIC | |||||
加熱設備での熱の複合利用 | 乾燥、焼き付け、焼き戻し、酸洗等 | ||||
加熱制御方法の改善 | |||||
加熱工程の短縮・省略化 | |||||
工業炉の断熱向上 | |||||
?加熱設備の断熱向上 | 高性能断熱材・構造 | ||||
開口部の縮小・密閉装置 | |||||
熱媒体輸送管の合理化 | |||||
被加熱材の予備処理 | |||||
蓄熱装置 | |||||
真空蒸気媒体による加熱 | |||||
その他 | 高性能膜分離装置 | ||||
ヒートポンプ | |||||
ヒートポンプ式液濃縮処理システム | |||||
超臨界流体利用装置 | |||||
CO2発電、超臨界 | |||||
ケミカルルーピングプロセス | |||||
熱輸送媒体 | |||||
廃熱回収設備 | |||||
断熱 | |||||
蓄熱装置 | |||||
被加熱物の排熱有効利用 | |||||
その他 | |||||
コージェネレーション設備 | |||||
コージェネレーション設備 | エンジン式コージェネレーション設備 | ||||
ガスタービン式コージェネレーション設備 | |||||
燃料電池コージェネレーションシステム | |||||
工場内蒸気最適運用システム | |||||
抽気タービン・背圧タービンの改造 | 高効率蒸気タービン翼 | ||||
その他 | 排気再燃バーナー、追い焚きバーナー | ||||
排熱利用冷熱製造装置 | |||||
排熱利用デシカント空気調和システム | |||||
コージェネレーション設備負荷率改善装置 | |||||
電気使用設備 | |||||
高効率モータ | |||||
回転数制御装置 | |||||
力率改善 | |||||
?計測管理装置 | |||||
電気加熱設備 | |||||
その他 | 2017/01/西村 | 低比熱、高放射率塗料が塗られた部屋の省エネルギー性.pdf | |||
空気調和設備 | デシカント空気調和システム | 2016/12/田中 | デシカント空調システムDec19.pdf | ||
照明設備 | |||||
?高効率照明器具 | |||||
自動制御装置 | |||||
余剰蒸気の活用等 | |||||
廃圧回収タービン | |||||
発電リパワリング設備 | |||||
混圧タービン | |||||
高効率ガス分離装置 | |||||
気候変動・対応策 | |||||
コンクリート | /2016/10/王 | コンクリート構造物の問題.pptx | |||
海外展開 | |||||
プロセス開発 | |||||
石油精製触媒開発 | |||||
シミュレーター開発 | |||||
化学工学(物性定数 等) | 2016/05/山田 | 物性推算プログラム43.pdf |
投稿
メンバーによる雑誌投稿などをしています。
1)原晋一 化学装置,"リアルパワーへの礎石",4月号,5月号(2016)
2)原晋一 石油業界の統合、化学装置,"究極の重油分解装置",4月号,5月号,6月号(2017)
3)Ohno.Y.;Yagi,H. J.Jpn.Inst.Energy,96,470-477(2017)JJIE96(2017)
4)西村二郎 化学工学会第82回,年会(2017)
5)伝田六郎 化学装置,"モルドバ共和国におけるバイオマスプロジェクト",10月号,11月号(2016)
6)エネルギ白書2015年抜粋(経済産業省)
7) 八木宏 化学装置(2020年1月号)、“カーボンリサイクル技術に関する一考察”
8) 松宮紀文 原晋一 化学装置(2019年8月号)、“バイオマス発電排ガス中の二酸化炭素の分離回収・貯留”
9)紫垣由城 化学装置(2024年6月号) ”化学蓄熱剤を用いる新たなカーボンリサイクルとそのメリット”